「人でしかできない」サービス提供のために、
私たちが追求すること。
私たちは世の中に数多く存在する
お困りごとを解決に導くことで、社会に貢献します。
それを支える従業員やそのご家族、地域の方々が豊かな毎日を送れるよう、
プレステージ・インターナショナルグループは「人」を大切にします。
トップメッセージ
CEO Message
プレステージ・インターナショナルグループでは『エンドユーザー(消費者)の不便さや困ったことに耳を傾け、解決に導く事業創造を行い、その発展に伴い社会の問題を解決し、貢献できる企業として成長する。』という経営理念を掲げております。当社の経営の根幹は「人」によるサービスだと認識しており、「人でしかできない」サービスを支えるのは従業員=人財です。従業員が生き生きと働くためには、本人やご家族の健康が最も重要であると考えます。
“心もからだも健やかな状態で仕事ができるからこそ、より良いサービスの提供につながり、エンドユーザーのお困りごとを解決に導くことができる。” そんな想いを込め、当社では2019年に発表した「プレステージ・インターナショナルグループ健康経営宣言2019」のもと、健康への意識醸成を目的とした様々な活動に取り組んでおります。従業員の健康づくりが持続可能なビジネスを展開するための軸となり、ひいては従業員とそのご家族の幸せにつながるよう推進してまいります。
また今後は当社のみの健康経営にとどまらず、コンタクトセンター業務を展開するBPO拠点地域への健康普及活動にも取り組んでまいります。当社では地域の皆様とのつながりを大切にし、「地方創生」を重要な戦略のひとつとして掲げ、これまで雇用創出のみならず様々な地方創生活動を行ってまいりました。健康づくりにおいても、地域の方々と共に取り組める活動を展開し、地域に愛される企業として成長してまいります。
株式会社プレステージ・インターナショナル
代表取締役 玉上 進一
健康経営
Health and Productivity Management
プレステージ・インターナショナルグループ健康経営宣言2019
プレステージ・インターナショナルグループは「従業員の健康意識の向上および健康推進」を軸に、従業員と会社が一つとなって、従業員の健康管理、疾病予防、メンタルヘルスの強化および進捗把握に務めるとともに、安心して明るく健やかに働くことができる環境の整備に向けて、これから一層積極的に取り組んでいくことを宣言します。
従業員自身の幸せはもちろん、ご家族の幸せにもつながる様々な取り組みを行ってまいります。
方針
Policies to be Developed
プレステージ・インターナショナルグループの財産である人=全従業員が、明るく健やかに働くことができるとともに、従業員一人ひとりが仕事を通じて自己実現ができる職場の環境づくりを行います。
そのために、従業員の健康保持・促進、また身体や心の不調の防止・早期解決に向け、会社および健康保険組合が一体となって、健康増進施策に取り組んでまいります。
目標
Goals
2019年に本格的に開始した当社の健康経営の取り組みでは、従業員の健康への意識醸成と同時に、女性の健康課題や未病対策といった新たな課題が見えてきました。そこで、従業員の健康課題について分析を行い、2021年度より健康経営プロジェクトを主体とし、新たに2つの目標を掲げました。
- 2023年度までに貧血の有所見者※1率10.4%以下を目指します(2021年度…10.2%)
- 2023年度までにBMI普通体重※2維持者率65%以上を目指します(2021年度…59.7%)
※1 ヘモグロビン値12.0g/dl未満者
※2 日本肥満学会の定めた基準に則りBMI18.5以上25未満者
取り組みの体制
Framework
プレステージ・インターナショナルグループにおける健康経営運営体制は、2019年より代表取締役のもと人事統括部門・経営統括部門を事務局として健保組合および当社地方拠点担当者と連携し、従業員の健康づくりを目的とした取り組みを開始しました。2021年度からは健康経営プロジェクトとして健康経営最高責任者を配置し、さらなる健康経営の取り組み強化に努めています。また女性活躍推進を担当している取締役も参画することで、女性の健康課題へのアプローチや経営層との円滑な連携を図り、当社の経営課題解決に向けた取り組みを推進しています。
課題と施策
Challenges and Approaches
健康経営における取り組むべき課題と重点施策について
プレステージ・インターナショナルグループでは、プレゼンティズム※1 による生産性への影響や、健康上の理由による離職やアブセンティズム※2 を回避することは最重要課題であると考えています。
当社の従業員のうち70%以上は女性であり、女性が多い職場だからこそ「女性の健康」に着目した取り組みは必要不可欠です。そのため当社では、女性に多いとされる貧血に対しセミナー等を通して知識や理解を深めると同時に、産業医との有所見者への対応を行っています。
また、従業員の多くは20代~40代と病気に対する意識・行動が低いと考えられる世代が占めています。当社では「病気になってからサポート」するのではなく「病気にならないようにサポート」を行う未病対策として、BMI普通体重維持を推進する取り組みを通し、さらなる健康への意識醸成や食生活の見直し、運動習慣の定着を図ります。
※1 プレゼンティズム:体調不良やメンタルヘルス不調等により、従業員のパフォーマンスが低下している状態
※2 アブセンティズム:体調不調やメンタルヘルス不調等により、欠勤や休職、遅刻、早退をしてしまう状態
健康経営に関する取り組み
疾病予防・健康づくりのサポート
健康経営を推進していく上で、運動習慣定着を目的としたスポーツイベントや社内カフェテリアでの健康メニュー提供、また各種セミナーや健康診断メニューの充実化等、疾病予防や健康づくりを目的とした取り組みを推進しています。
- 全従業員を対象としたウォーキングイベントの開催
- 社内カフェテリアにてスマートミールの認証を受けた委託業者による健康メニューの提供やサラダ無料デーの実施
- 従業員向けに健保指定ドック、婦人科検診(子宮頸がん・乳がん)、インフルエンザ予防接種の費用補助
- ヘルス休暇制度導入
- ※健康診断で労災二次健康診断給付対象と判断された方に対し、医療機関受診報告をもって休暇を付与する制度。
- 各種セミナーの開催
- 健保スポーツクラブの優待利用
- 新型コロナウイルス感染症に対する感染予防施策
- うがい薬、アルコール消毒の設置
▲健康ランチの一例
▲サラダ無料デー
メンタルヘルスへの取り組み
プレステージ・インターナショナルグループでは、従業員の「こころの健康」を大切にしたいと考えています。入社時の研修にメンタルヘルスに関するコンテンツを盛り込み、予防および早期発見ができるよう働きかけています。またメンター制度の導入等、ストレスをため込まない風土づくりに努めています。
- 新入社員、中途社員向けにメンタルヘルス研修の開催
- 管理職向け研修の開催
- ストレスチェックの実施(高ストレスと判断された対象者には個別面談や産業医面談等のフォローアップ)
禁煙推進
従業員や周りの人たちの健康推進のため、全拠点を挙げて様々な受動喫煙防止をはじめ禁煙に取り組む活動を行っています。
- 分煙の徹底化
- 自社所有施設内における紙タバコの喫煙を禁止
地域の皆様に向けた健康意識醸成の取り組み
プレステージ・インターナショナルグループでは地域に根差す企業として、当社BPO拠点進出地域の皆様と共に健康づくりに関する活動に取り組んでいます。
- 食育活動(女子スポーツチーム「アランマーレ」による地元小学校での食育活動を実施)
- 地域の親子や保育園(オランジェリー)の子供を対象とした運動促進イベントの開催
- 地域の小中学生を対象とした競技クリニックを開催
ワークライフバランスへの取り組み
従業員一人ひとりが仕事とプライベートの両方を充実させ、自己実現を可能にするために、ニーズに合わせた働き方を提供しています。また計画有給休暇取得の促進等、自身の時間も充実できるよう取り組んでいます。
- 半日単位の年次有給休暇制度導入
- 時間単位の年次有給休暇制度導入
- 計画有給休暇取得の促進(年間5日以上)
- 従業員の性別を問わず取得できる育児休業制度
- プレママ・プレパパサポート休暇
- 介護サポート休暇
生き生きと仕事ができる環境づくりへの取り組み
生き生きと明るく仕事ができる職場環境を目指し、従業員同士が気軽にコミュニケーションをとることができる環境づくりや、ご家族や地域の方々との交流を目的としたイベント開催等、積極的に各種取り組みを実施しています。
- カフェテリアの設置
- 仮眠室、リフレッシュエリアの設置
- スタジオの設置(※スポーツやトレーニング、サークル活動等が可能)
- マッサージルームの設置
- ライブラリーの設置(※貸出のみ)
- スポーツクラブの優待利用(※健康保険組合で使える優待)
- 従業員によるスポーツチームの活動
- スポーツイベントの開催
▲カフェテリア
▲スタジオ
▲ライブラリー
関連データ
2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | |
---|---|---|---|---|---|---|
健康診断受診率 | 97.6% | 96.9% | 96.8% | 97.1% | 99.4% | 99.1% |
健康診断受診後 有所見者の医療機関受診率(※) |
- | - | - | 40.4% | 30.6% | 34.6% |
ストレスチェック受検率 | 91.0% | 89.2% | 90.3% | 93.7% | 95.0% | 95.8% |
BMI普通体重維持者率 | - | - | - | - | 60.1% | 59.7% |
貧血有所見者率 | - | - | - | - | 14.2% | 10.2% |
離職率 | 12.0% | 10.8% | 11.4% | 15.3% | 11.0% | 11.3% |
1カ月あたりの平均残業時間 | 11.6h | 11.0h | 11.0h | 11.5h | 8.2h | 8.4h |
有給休暇取得率 | - | - | 81.9% | 75.5% | 73.1% | 86.3% |
※産業医による受診指示者数に対し、有所見者による医療機関受診報告に基づき算出。
健康経営プロジェクトによる投資予算額
2022年度の健康経営プロジェクトにおける投資予算額は、総額2,580千円です。
※各拠点における個別の取り組みにかかる費用は含まない。
取り組みの成果・今後に向けて
Our Progress and For The Future
- 2020年度の取り組みについて
- 2021年度の取り組みについて
- 2022年度の取り組みについて
2020年度の取り組みについて
当社では2019年度の健康経営取り組み開始から2020年度まで、自身の健康状態を把握することで健康への意識醸成のきっかけとなるべく「健康診断受診率100%」および「ストレスチェック受検率100%」を目標に掲げ、取り組みを推進してきました。
健康診断受診率100%に向けた取り組み
施策内容
- 従業員のシフト都合や体調不良に対応すべく実施機会の調整
- 未受診者への受診案内の徹底
- 健康診断内容の周知
- 健康診断セミナー実施
成果
上記の取り組みの結果、受診率が97.1%(2019年度)➡99.4%(2020年度)に向上しました。
今後に向けて
今後も自身の健康状態を把握すべく、健康診断が受診しやすい仕組みづくりや、受診漏れがないよう未受診者への呼びかけ等を行います。
またシナジー効果として、婦人科検診の受診率向上に向けた取り組みも実施します。
ストレスチェック受検率100%に向けた取り組み
施策内容
- ストレスチェック目的の周知
- 受検状況に応じた実施期間の調整
- 受検のリマインド
成果
上記の取り組みの結果、受検率が93.7%(2019年度)➡95.0%(2020年度)に向上しました。
取り組みを通し、高ストレス者を正確に把握することができ、フォローアップが実現できました。
今後に向けて
従業員に対し、なかなか目では見えないメンタル面でのサポートも実現できるよう、ストレスチェックの重要性等について周知を行い、正確な高ストレス者の把握とフォローアップに努めます。
また、産業医等、専門機関によるデータ活用方法等についても検討を進めます。
2021年度の取り組みについて
2021年度より、当社の取り組むべき課題の重点施策とし、女性の健康課題として「貧血に対する取り組み」および未病対策として「BMI普通体重維持に関する取り組み」を挙げています。
貧血に対する取り組み
施策内容
- 貧血セミナーを実施
- 前年度の健康診断で貧血の有所見者(ヘモグロビン値12.0g/dl未満者)307名を対象としたセミナーの実施
- 社内カフェテリアにて鉄分を多く含むメニューを提供
- 貧血改善レシピの配布
経過
秋田BPO横手キャンパスにて貧血をテーマとしたセミナーを開催
※ 東京本社、他拠点においても順次セミナーを開催予定
▲鉄分を多く含むメニューの一例
▲セミナーの様子
秋田BPO横手キャンパスにて(50名参加)
※2021年9月
BMI普通体重維持に関する取り組み
施策内容
- 従業員を対象としたウォーキングイベントの実施(2021年10月1日~10月31日)
- ※概要…運動習慣を身に付けることや、健康への意識を高めるきっかけとなるよう、チーム対抗のウォーキングイベントを企画。
イベント開催期間中、チーム別で平均歩数を競う。
上位チームに贈呈される副賞は、従業員がアイディアを持ち寄り健康を増進するアイテム等を積極的に提案。 - 社内カフェテリアにて健康メニューを提供
経過
ウォーキングイベントにおいては、チームの歩数状況について話題にするなど、コロナ禍において関わりが以前より少なくなった従業員同士の様々なコミュニケーションの活発化にも寄与しています。
※参加率…62.7%
2022年度の取り組みについて
2021年度より引き続き、当社の取り組むべき課題の重点施策とし、女性の健康課題として「貧血に対する取り組み」および未病対策として「BMI普通体重維持に関する取り組み」を挙げています。
貧血に対する取り組み
施策内容
- 貧血セミナーを実施
- 貧血セミナー受講者を対象に鉄分を多く含むドリンク、菓子類を配布
経過
秋田BPOメインキャンパス、山形BPOパークにて貧血をテーマとしたセミナーを開催
※他拠点においても順次セミナーを受講予定
BMI普通体重維持に関する取り組み
施策内容
- 従業員を対象としたウォーキングイベントの実施(2022年5月1日~5月31日)
- ※概要…運動習慣を身に付けることや、健康への意識を高めるきっかけとなるよう、チーム対抗のウォーキングイベントを企画。イベント開催期間中、チーム別で平均歩数を競う。
上位チームに贈呈される副賞は、従業員がアイディアを持ち寄り、健康を増進するアイテム等を積極的に提案。
また、今年度より個人希望者によるBMI値減少率の上位表彰も実施。
経過
ゴールデンウィークを含む5月に実施したことにより、休日における運動習慣の促進に繋がりました。チーム内で声がけをおこない、ウォーキングを促すことにより、コロナ禍における在宅ワーク中の運動不足防止、コミュニケーションの活性化にも効果を発揮しました。
新型コロナウイルス感染症への対策
Measures for Response to COVID-19
1.新型コロナウイルス対策本部・体制の構築
当社は感染症対策組織として「新型コロナウイルス対策本部」を設置しました。
基本方針に基づき、適時必要な対応を行うことで、感染拡大の未然防止と事業の継続に努めます。
基本方針
- 従業員およびその家族の健康と安全を最優先とする
- サービスの継続的な提供のために、可能な限りのBCP対策を講じ最善の努力をする
- 新型コロナウイルス拡大の危機に対して、様々な社会的影響に慎重な配慮をした経営判断を迅速に行い、自社の企業利益追求や損失の回避だけにとらわれることなく、社会の一員としてグローバルワイドな責任を果たす
- 保健機関への濃厚接触者報告、社会的影響に考慮した行政機関からの事業所閉鎖要請等があれば、それらに適時従うことで、地域社会全体の感染者増加の防止に取り組む
- ステークホルダーの皆様に求められる経営の方針を迅速に決定することで、新型コロナウイルスから受ける事業への深刻な影響についての適時の開示を行う
- 国内外グループ企業全体の経営基盤・事業継続の維持に努める
体制(新型コロナウイルス対策本部組織 )
2.BCP対策
プレステージ・インターナショナルグループでは従来より有事の際に備え、当社規定BCP(事業継続計画)の方針に基づき地方BPO拠点にて相互連携およびバックアップ体制を整えています。インフルエンザ流行時には従業員一人ひとりが高い意識で感染予防に努め、安定的な稼働を実現してきました。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、従来の感染リスクに対する意識をさらに引き上げるとともに、通常時の1つの執務エリアを複数に分散し、感染者および濃厚接触者による感染拡大の同時発生リスクを最小に抑制する等、感染回避に十分注意を払いBCP対策を行う方針です。
3.新型コロナウイルス感染症拡大時の対応施策およびオプション
新型コロナウイルス感染症への対策として、基本方針に則り予防施策を推進するとともに感染拡大対応策のオプションを用意し、政府の発表や社会情勢に応じ柔軟に対応します。
対応施策
全社共通
- 予防意識をさらに高めるべく従業員・家族への注意喚起、マスク着用、うがい・手洗いの徹底、健康管理等
- BCP対応
- 働き方の見直し
- WEB会議、リモート会議の推奨
- 不要不急の出張禁止(東京本社⇔拠点間の往来の縮小)、外出自粛
- 新型コロナウイルスワクチン接種特別有給休暇の付与
- 社内向けの情報サイトを開設
- 健康状態の報告ルートを構築
- 感染者、濃厚接触者の管理および出社停止措置
東京本社(首都圏)
- 在宅勤務
- 時差出勤
- スプリットチーム制の導入による勤務者数の削減
- ソーシャルディスタンスを目的としたフリーアドレスの導入
- 来訪者への検温、手指消毒
- 研修、会議等の延期
BPO拠点(地方都市)
- コンタクトセンター拠点内BCPの確立(=同部署一室を回避し、可能な限り物理的に執務室を分けて運用)
- 相談窓口の開設
- 執務室のドアノブ、スイッチ等の清掃
- 入館時・食事前後の手指消毒の徹底
- キーボード、ヘッドセット、マウス等の共有物は使用前後のアルコール消毒の徹底
- 執務室内のこまめな換気
- 加湿器やサーキュレーターを最大限に活用
- 間隔を空けた座席のレイアウト
- カフェテリア内の一部ビュッフェスタイルメニューを小鉢での提供に変更